
東京23FCの試合にて、廃棄塗料を再利用した横断幕のアートイベントを開催。参加型募金を行いチームの課題解決を試み、大成功。
2023年9月9日、東京江戸川区にあるスピアーズえどりくフィールドにて東京23FC(関東サッカーリーグ)の試合でアートイベントを実施。
廃棄塗料を再利用して横断幕にエールを書くプロジェクトを実施。
スポーツとは対極に感じるアートとの融合。東京23FCのスポンサーである三輪技建株式会社さまより、建築現場で廃棄されてしまう塗料にをご提供いただき、ファンの手によって再びフィールドで塗料に命を吹き込みました。
【1円からの募金でどなたでも参加可能な横断幕作り】
選手・スタッフ・ファンの皆で〝ONE HEART〟で戦いたいという想いを込め、文字の周りを応援のメッセージで埋めました。
東京23では、負けが続きチーム全体の雰囲気が良くない中、活動資金のファンディングは行わなければいけない状況。資金的な応援だけでなくもっとそれを超えた、チームを応援する企画を必要としていました。
「資金も集め、雰囲気も良くしたい。」
今チームに必要なのはお金ももちろんだが、より必要としているのはチームに対する一体となった応援でした。金銭的な応援だけでなく、もっとそれを超えた企画。これらのチーム側の課題を達成すべくART IS YOUが提案したのが参加型募金でした。
ここで言う、雰囲気を良くするという言葉の中には、一方的なものでなく双方の交流や想いを形にする、行動することにあると考えチーム側とのヒアリングを重ねながら辿り着いた今回の企画。
子供も大人も多くの方に参加していただき、結果ファン一人一人の想いのこもった横断幕が出来上がりました。応援メッセージを考える姿や、ファン同士が交流する様子が見られました。
募金していただいた総額は174,450円にものぼり、ファンディング課題も大成功を収めました。
その後、佐賀県への遠征費としても使われ、その応援席には横断幕が飾られました。
スポンサー企業の廃棄塗料を活用したことは、チームとスポンサーの新たな交流の形となりました。
一方方向の応援ではなく、交流を感じられるようなファンサービスの必要性を強く感じました。サッカーの試合には勝ち負けがありますが、アートには勝ち負けがありません。試合前、選手を応援する気持ちに色を添えて表現できたことは、ファンと選手が心を繋ぐ橋渡しとなったことでしょう。
スポーツ×アートの取り組みには「地域」や「体験」といったキーワードが入ってきます。そこには勝ち負けではない応援表現が生まれていると感じています。今後もスポーツチームでアートを取り入れることで地域との交流や、地元企業との協力を増し双方が活性していくスポーツ×アートのエコシステムを目指します。